予防接種で病気から体を守る
私たちのまわりには様々な細菌・ウイルスがあり、それらに対する抵抗力がないと感染症にかかってしまうことになります。そうした感染症から体を守るために実施されるのが、予防接種です。
当院では各種予防接種を実施おり、予防接種により病気に対する免疫を作ることで、感染症を予防したり、発症した場合でも軽症に済むように各種実施しております。
当院ではお子さんの予防接種と大人の予防接種を行っておりますので、ご希望の方はお気軽にご連絡ください。
子供の予防接種
予防接種には原則無料で受けられる定期接種と任意接種があります。
定期接種
ワクチン | 接種回数 | 費用 |
---|---|---|
5種混合(ジフテリア・破傷風・百日咳・ポリオ・ヒブ) | 4回 | 無料 |
4種混合(ジフテリア・破傷風・百日咳・ポリオ) | 4回 | 無料 |
2種混合(DT)ワクチン(ジフテリア・破傷風) |
1回 | 無料 |
MR(麻疹・風疹) | 2回 | 無料 |
B型肝炎 | 3回 | 無料 |
日本脳炎ワクチン | 4回 | 無料 |
ヒブ(インフルエンザ菌b型) | 4回 | 無料 |
小児用肺炎球菌(15価) | 4回 | 無料 |
水痘(みずぼうそう) | 2回 | 無料 |
ロタウイルス | ロタリックス:2回 ロタテック:3回 |
無料 |
子宮頸がんワクチン | 2回または3回 | 無料 |
任意接種
ワクチン | 年齢 | 接種回数 |
---|---|---|
インフルエンザ | 1歳以上 | 2回 |
おたふくかぜ | 1歳以上 | 2回 |
大人の予防接種
ワクチン | 年齢 | 費用 |
---|---|---|
高齢者肺炎球菌ワクチン | 65歳 | 5年の間隔を空け 2回目接種有料 |
インフルエンザ |
京都市在住65歳以上 | 1回 2,000円 |
上記以外 | 1回 3,500円 | |
帯状疱疹ワクチン | 7,000円 |
インフルエンザワクチン
インフルエンザの代表的な症状として、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などが挙げられます。
ご高齢の方の間でインフルエンザによる死亡が増加傾向にありますので、流行する前にきちんとワクチンを接種して予防するようにしましょう。
インフルエンザの流行は例年11月下旬から12月上旬から始まり、1月下旬から2月上旬にかけてピークを迎えます。インフルエンザワクチンの効果は約5ヶ月とされていますので、流行が始まる10月ごろから予防接種を受けるようにしましょう。
高齢者用肺炎球菌ワクチン
現在、肺炎球菌による肺炎は成人の肺炎の過半数程度を占めていて、特にご高齢の方では重症化することが問題とされています。
こうした背景から高齢者肺炎球菌ワクチンが定期接種に追加されました。実施期間は毎年4月1日か翌年3月31日までとなっていますので、ご希望の方はお早めにご連絡ください。毎年4月2日から翌年4月1日までの間に65歳になる誕生日を迎える方が対象となります。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹ワクチンには、「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2種類があります。当院では生ワクチンを採用しております。
生ワクチン
・一般的に1回の接種で完了します。
・一定の予防効果がありますが、時間とともに効果が減少する傾向があります。
・接種対象は主に50歳以上の方です。
予防接種Q&A
同時接種にはどんなメリットデメリットがあるの?
ワクチンの同時接種とは、2種類以上の予防接種を同じ人に対して行うことを言います。同時接種のメリットとして接種を忘れなくなるということが挙げられるほか、何度も医院へ連れて来なくて済むので保護者の方の負担が少なくなることなども挙げられます。
ただし、アナフィラキシーなどのトラブルが起こった際、どのワクチンが原因なのかわかりにくいというデメリットもあります。ただ、同時接種によりそうしたトラブルの可能性が高まったり、効果に影響したりはしませんのでご安心ください。
子どもが1歳までに接種が必要な種類は何ですか?
1歳までのお子さんに必要な予防接種として、ヒブ(インフルエンザ菌b型)、肺炎球菌、B型肝炎、4種混合(ジフテリア・破傷風・百日咳・ポリオ)、BCGがあります。
お子さんのワクチンスケジュールがよくわからないという場合には、詳しくご説明いたしますのでお気軽に当院へご相談ください。
予防接種前後での注意事項を教えてください
予防接種を受けられる前は体調管理に注意して、体調が優れない時には接種を避けるようにしましょう。
また異なる種類の予防接種を受ける際は、間隔をあけて接種しなければいけないものがあり、ポリオ、風疹、麻疹、おたふく風邪、みずぼうそう、BCGなどの生ワクチンでは4週間以上、破傷風、日本脳炎、インフルエンザ、A・B型肝炎などの不活化ワクチンでは1週間以上期間をあける必要があります。詳しくは当院へお問い合わせください。